時代はゴールドラッシュに沸くアメリカ西部。オレゴン州の権力者「提督」のもとで殺し屋稼業を続けているイーライ(兄、ジョン・C・ライリー)とチャーリー(弟、ホアキン・フェニックス)のシスターズ兄弟に、黄金を探す化学式を盗んだ化学者ウォーム(リズ・アーメッド)を追うという命令が下されます。ウォームの足取りは、彼を追跡している連絡係のモリス(ジェイク・ギレンホール)の残していくメモでたどっていくことになります。
喧嘩をしながらも、土地土地でのトラブルに対処しつつ、標的に迫る兄弟。化学者と交流をもってしまった連絡係の葛藤。成り行きで共闘することになった兄弟、連絡係、化学者の4人が組んだことで物語は佳境に。
内容は、とても面白く、息をつかせない展開とおもがけないエンディングが印象的でした。ストーリー展開もいいですし、登場人物たちのキャラも立っていて、いい作品です。
ただ、邦題(ゴールデン・リバー)については違和感ありありです。このタイトルは作品の一面であり、全体を表してはいません。どうして原題(The Sisters Brothers)をそのまま使わないのか、不思議でなりません。
いずれにしても、面白い映画であることに変わりはありません。おススメ。