台風19号が襲ってから1か月以上経ちましたが、今でも復旧関連のニュースが目立ちます。
水害の場合、地震や津波と違い、家屋は残りますが、一度水に浸かってしまうと、カビやら細菌やら後始末の掃除が大変です。浸水の跡がくっきり壁に残っているさまは、当事者の心情をおもうといかばかりかとおもいます。
わが身に降りかかった場合に備えて調べてみた結果、厚生労働省の「浸水した家屋の感染症対策」という資料にたどり着きました。
この資料には浸水後の消毒方法が載っており、‘汚染の程度がひどい場合、長時間浸水していた場合は、できるだけ次亜塩素酸ナトリウムを使用する。’とあります。
また、‘対象物が、色あせ、腐食などにより次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合は、アルコール、塩化ベンザルコニウム(逆性石けん)を使用する。’とあります。
「塩化ベンザルコニウム(逆性石けん」は耳慣れない消毒薬だったので調べてみたら、『オスバンS』という商品名で市販されていました。
浸水家屋には、これを0.1%(1000倍)に希釈して使うように書いてあります。
入手可能な商品で、消毒対策ができることがわかって一安心しました。