2019年02月03日

映画『スリービルボード』

 今年もアカデミー賞の季節がやってきました。映画『スリービルボード』は、昨年(第90回)の主演女優賞を勝ち取ったフランシス・マクドーマンドのサスペンス映画です。

 「ビルボード」とは看板広告のこと。主人公のミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が注文した3枚の看板広告によって、田舎町の人間関係が変化していきます。

 中盤まではミルドレッドの怒り(何に対する怒りなのか途中でわかってきます)中心で進んでいきますが、警察署長(ウディ・ハレルソン)の行動によって、物語が新たなベクトルで動き始めます。

 その後の展開は、観客も苛立ちを覚えるほどの前半とは違った、ある意味、希望の持てる展開になっていきます(それでもクズはいますが)。

 エンディングはちょっと意外。でも、私としては、救いのある含みを持たせた演出だとおもいました。

 ひさびさに、早く観ておいたほうがよかったとおもった映画。

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posted by せんじい at 12:18| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月20日

映画『天才作家の妻 40年目の真実』


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  (チラシ)

 渋い作品です。『天才作家の妻 40年目の真実』はノーベル賞を受賞した作家とその妻の葛藤ドラマ。作家を長年取材していた記者が妻を訪れます。そして、結婚後に名作を発表し始めたことに着目し、妻がゴーストライターなのではないかと妻に尋ねますが、妻は疑問を一蹴します。

 しかし、授賞式が近づくなか、夫婦間がギクシャクしてきて不穏な雰囲気に。真実は?妻の決断は?どんなラストが待っているのか、気になります。

 グレン・クローズとジョナサン・プライスが作品のリアルさを支えていて、作品に没入できそうです。期待大。2019年1月26日公開。

posted by せんじい at 21:32| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月09日

映画『15時17分、パリ行き』

 『15時17分、パリ行き』はクリント・イーストウッド監督による、実話に基づくドラマ。2015年に起きたアムステルダム発パリ行きの特急列車で発生したテロ事件に遭遇した3人の青年の行動を描いています。

 『アメリカン・スナイパー』、『ハドソン川の奇跡』に続く実話シリーズといえますが、今回大きく違うのは、主人公の3人を本人たちが演じていることです。

 このことで作品のリアリティが格段に上がり、フィクションではありえないような事件の顛末も無理なく受け入れられます(本当に起こったことですからね)。そして、ラストのフランス大統領による表彰シーンも記録映像なのに、本編からスムーズにつながっているので観客も作品に集中できます。

 本人演技というのは監督のアイデアの勝利ですし、ごくごく普通の青年の行動を破たんなく描いて、実際には10分にも満たない事件を94分の作品に作り上げる手腕はすごいとおもいました。



posted by せんじい at 23:29| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする