2020年06月26日

映画 ゴールデン・リバー

 映画「ゴールデン・リバー」は、ジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックス主演の西部劇。といっても、一般的な西部劇とは趣を異にしていて、勧善懲悪でもなければ、アクション満載、というのでもありません。主演二人の演ずるシスターズ兄弟の行動を追っていく兄弟ドラマが主体で、これに殺し屋を生業としている兄弟に追われている男と男を追跡している連絡係が絡んで、物語が進んでいきます。

 時代はゴールドラッシュに沸くアメリカ西部。オレゴン州の権力者「提督」のもとで殺し屋稼業を続けているイーライ(兄、ジョン・C・ライリー)とチャーリー(弟、ホアキン・フェニックス)のシスターズ兄弟に、黄金を探す化学式を盗んだ化学者ウォーム(リズ・アーメッド)を追うという命令が下されます。ウォームの足取りは、彼を追跡している連絡係のモリス(ジェイク・ギレンホール)の残していくメモでたどっていくことになります。

 喧嘩をしながらも、土地土地でのトラブルに対処しつつ、標的に迫る兄弟。化学者と交流をもってしまった連絡係の葛藤。成り行きで共闘することになった兄弟、連絡係、化学者の4人が組んだことで物語は佳境に。

 内容は、とても面白く、息をつかせない展開とおもがけないエンディングが印象的でした。ストーリー展開もいいですし、登場人物たちのキャラも立っていて、いい作品です。

 ただ、邦題(ゴールデン・リバー)については違和感ありありです。このタイトルは作品の一面であり、全体を表してはいません。どうして原題(The Sisters Brothers)をそのまま使わないのか、不思議でなりません。

 いずれにしても、面白い映画であることに変わりはありません。おススメ。

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posted by せんじい at 18:02| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月09日

映画 ゴジラ/キングオブモンスターズ

 映画「ゴジラ/キングオブモンスターズ」をテレビで視聴。映画館で既に観ていますが、ゴジラものは何度観ても飽きません。本作は「GODZILLA ゴジラ」(2014)の続編で、前作でのムートーとの戦いに巻き込まれて幼い息子を失った科学者夫婦がキーパーソンとなっています。

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 今回の目玉は、モスラ、ラドン、キングギドラの登場。「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964、東宝)がハリウッドで再現されたことには、「キングコング対ゴジラ」(1962、東宝)から劇場で観続けてきたおじさんにとって感慨深いものがあります。

 宿敵キングギドラ(本作では単に「ギドラ」)はなかなかしぶといですし、圧倒的な戦闘力です。モスラはゴジラをサポートして大活躍ですが、ちょっと不本意なのがラドン。尺に収まらなかったのか、2対2という構図にしたかったのか、格下に扱われていてラドンも不本意ではないかと余計な心配をしてしまいました。ゴジラとも対等に戦う実力を持つ反面、つがいとともに阿蘇山の溶岩に吞まれていく家族思いな怪獣なのですが(実はアクシデントという説もあり)。

 ストーリーは前作や「キングコング 髑髏島の巨神」(2017)とも無理なくつながる設定で新たなゴジラワールドを構築していて文句なしです。精緻で圧倒的な映像や特殊効果もハリウッドならでは。その一方で、人間が最強という傲慢な立ち位置ではない、ゴジラたち怪獣へのリスペクトは忘れていないところがうれしかったです。エメリッヒの「ゴジラ」(1998)とは大違い。

 音楽では、ゴジラのテーマとモスラのテーマが効果的に使われていて、映画館でもそうでしたが鳥肌が立ちました。最後の中島氏のショットといい、ゴジラへの敬意が感じ取れる作品です。もちろん、次回作につながるエンディングも◎です。

posted by せんじい at 19:31| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月04日

映画 記者たち 衝撃と畏怖の真実

 映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』は、イラク戦争の内幕を暴いていった記者たちを描いた実話に基づく作品です。主役は、ウディ・ハレルソンとジェームズ・マースデン。監督を務めるロブ・ライナーが二人を鼓舞する編集長を演じています。他には、トミー・リー・ジョーンズ、ジェシカ・ビール、ミラ・ジョヴォヴィッチ。

 映画タイトルの「衝撃と畏怖」はイラク侵攻時の軍事作戦名。この作戦の背後には当時のブッシュ政権による情報の捏造があり、4人の記者がその真相を突き止めていく過程を描いていて、実際の映像を挟むことによって、ドキュメント色の強い作品に仕上がっています。

 硬派な仕上がりであるものの、クライマックスまでの盛り上がりに欠けるように感じましたが、これもドキュメントタッチを意識してあえてそう作ったのかもしれません。

 ニューヨークタイムズのような大手メディアでさえも騙されるのだという現実を当時のニュースで知ったときは意外でしたが、当時の動きを知るのによい作品だとおもいます。

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posted by せんじい at 21:25| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする